今月はこれから旬の時期を迎える「香川県産　小カブ」を紹介します。

1年を通して出回りがある小カブですが、県産の出荷は10月中旬より本格的に始まり、2月中旬まで続きます。これからの時期はスーパー量販店でも地元の品物を見かけることが増えてくると思います。

同じカブの中でも「大カブ」「中カブ」「小カブ」があります。高松市中央卸売市場に出荷されているものは「大カブ」と「小カブ」の2種類。大カブは1玉の重さが1ｋｇを超え、高齢の生産者の方は収穫、荷造りなど体に負担がかかるのを理由に生産量が減少しています。また核家族が多くなり少量を求める消費者も増え現在は「小カブ」の需要が増えてきています。

小カブは果肉が柔らかく、甘さがあるのが特徴です。生産者の方に食べ方を聞いてみるとやはり漬物、酢の物や煮物が多く、他にはシチューやおでんの大根の代わりに使うという声もありました。また茎から葉の部分も、漬物や炒め物に使うと美味しく食べられますので、捨てないで活用して欲しいです。

今年は害虫の発生が多く栽培しにくい環境でしたが、防除や水管理を生産者の皆さんがしっかり行ってくれたおかげで綺麗なカブが出来上がっています。これから気温が下がってくれば甘さも増し美味しくなってきますので、是非食べてみてください。

営業第2グループ　松村