高松青果株式会社

2025 9

新甘泉

今月は、鳥取県産の赤梨「新甘泉(しんかんせん)」をご紹介します。

新甘泉は、鳥取県でしか栽培されていないオリジナルブランド梨です。
「筑水」と「おさ20世紀」を交配して誕生した実生から選抜され、平成20年(2008年)に品種登録されました。
早生種の赤梨で、同じ選抜群から生まれた「なつひめ」とは姉妹品種にあたります。

新甘泉の収穫は、8月下旬から9月中旬にかけて。
果実は大玉で、赤褐色の美しい外観が目を引きます。
見た目だけでなく、手に取った瞬間に伝わるずっしりとした重みからも、果汁の豊富さと品質の高さが感じられます。

平均糖度は13〜15度と非常に高く、酸味は控えめです。
シャキシャキとした心地よい歯ざわりと、あふれるほどの果汁が口いっぱいに広がり、ひと口で贅沢な味わいを楽しめます。
その甘さとみずみずしさは、国内外で高く評価されており、近年では香港や台湾などアジア圏を中心に輸出も盛んに行われています。

9月は梨だけでなく、ブドウ、柿、リンゴなど、秋の味覚が豊富にそろう季節。
売り場には魅力的な果物が並び、目移りしてしまうほどですが、「新甘泉」はその中でも存在感があり、自然と目が引き寄せられます。
冷やして食べると、さらに甘みが際立ち、暑さの残る初秋にぴったりの爽やかなデザートになります。
ぜひこの機会に、鳥取県が誇る赤梨「新甘泉」の極上の甘さとみずみずしさをご体感ください。

高松青果 営業部

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