高松青果株式会社

2026 9

いちじく

香川県では、夏の終わりから秋にかけて「いちじく」が旬を迎えます。
高松市や坂出市をはじめ県内各地で栽培されており、ハウス栽培は8月上旬ごろから、露地栽培は8月中旬から9月中旬ごろまで出荷されます。

今年の県産いちじくは、厳しい暑さの影響で果実の日焼けが多くみられ、出荷量は例年を下回る見込みです。
一方で品質は平年並みを維持しており、旬ならではの上品な甘さとやさしい食感が楽しめます。

全国的には「桝井ドーフィン」という西洋品種が主流ですが、香川県では古くから「蓬莱柿(ほうらいし)」と呼ばれる日本いちじくが広く栽培されています。
蓬莱柿は分厚い果肉とプチプチとした食感、濃厚な甘みが特徴です。

熟すと果実の先端が星形に開きますが、生産者さんによると、近年は夏場の高温の影響で、十分に熟していても先端が開かない果実が増えているそうです。
見た目に変化はありますが、おいしさはそのまま。
蓬莱柿ならではの甘みと風味が口いっぱいに広がります。

果肉が柔らかく傷みやすいため長距離輸送には向きませんが、その分、地元では完熟した状態のおいしさを堪能できます。
香川県で収穫された蓬莱柿の多くが県内で消費されていることからも、地域に親しまれている果物であることがわかります。

いちじくは「不老長寿の果実」とも呼ばれ、食物繊維の一種であるペクチンやカリウムを豊富に含んでいます。
また、「無花果」と書きますが、実の中にある粒々の部分が花であり、独特の食感を生み出しています。
生で食べるだけでなく、ジャムやコンポート、ワイン煮、天ぷらなどさまざまな料理にも利用できます。

おいしいいちじくは、赤紫色に色づき、皮に張りと弾力があり、甘い香りがするものが目安です。
旬を迎えた香川県産いちじくの豊かな甘みと香りを、ぜひ味わってみてください。

高松青果 営業部

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