高松青果株式会社

2019 1

ポンカン

【1、2月が旬の柑橘「ポンカン」】
 冬の定番である「みかん」のその多くは早生品種で12月いっぱいでほぼ入荷が終わります。年明けからは、中生、晩生品種のみかんや、中晩柑類が出回るようになります。
 今回はその中から、1月から2月にかけて出荷のピークを迎えるミカン科の柑橘類「ポンカン」を紹介します。ポンカンは柑橘の中でも比較的古くから栽培されている品種で、温州みかんのように皮がむきやすく、袋(じょうのう膜)ごと食べられる品種です。甘みが強く、果肉に弾力があり、みかんと違ったプリプリとした食感が楽しめます。
 生産量は、お隣の愛媛県が第1位で、第3位が高知県となっています。当社では、高知県産を多く取り扱っています。

【高知県産のポンカン】
 高知県産の中でもとくに有名なものが、「○領(まるりょう)」ブランドのポンカンです。○領のポンカンは、須崎市の太平洋に面した海岸線に近いところで栽培されています。この産地は高知沖を通る黒潮の影響を受けて温暖な気候のため、他の産地よりも出荷時期が早くなっています。スーパーなどの店頭では袋詰めのL、Mサイズでの販売が多いかと思いますが、大玉(3L、2Lサイズ)の化粧箱入りもありますので、こちらは贈答用としてぜひご利用ください。

【今年の出来は?】
 今年の作柄は例年より12月中の気温が高かったため着色がやや遅く大玉傾向となっています。食味は良好で今年もおいしいポンカンをお届けできそうです。ポンカン全体では2月いっぱいまで市場に入荷する予定ですが、高知産のポンカンは1月上旬から入荷が始まり1月いっぱいには終了する予定ですので、この時期ならではの旬のポンカンをぜひお召し上がりください。

果実部 大西 佑哉

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