2019年 4月
新玉ねぎ
【春の食材 新玉ねぎ】
4月の食材として紹介するのは、「新玉ねぎ」です。新玉ねぎは、1月ごろから6月ごろまで出荷される極早生・早生品種で、柔らかくみずみずしさが特徴の食材です。
主に6月以降に出荷される中・晩生種の玉ねぎは、日持ちを良くするために収穫してから一定期間乾燥させて出荷されます。一方、新玉ねぎは皮が薄く水分が多く保存に向かないため、収穫後すぐの出荷となります。
高松市場では、3月から4月にかけて長崎県産や愛媛県産が多く入荷し、5月には地元香川県産の新玉ねぎが売り場を占めるようになります。香川でも栽培は盛んですが、今回は4月に出荷のピークを迎える長崎県産の新玉ねぎを紹介します。
【ながさき県央農協からの出荷】
当社に入荷している長崎県産の新玉ねぎは、ながさき県央農協から連日出荷していただいています。同地区は気候が温暖で、冬も比較的暖かく降雪は数年に一度程度です。その気候や土壌が新玉ねぎ栽培にも適しており、全国的にも人気の商材となっています。当社では、新玉ねぎの他にも馬鈴薯や人参も出荷していただいており、そのどれもが高品質なので自信をもって販売しています。これを機に長崎県産の農産物にも興味を持っていただければ幸いです。
【おすすめの食べ方、保存方法】
一般的に玉ねぎを生で食べる際には、水にさらして辛味や刺激臭を取りますが、新玉ねぎは辛味が少なく、水にさらさなくてもおいしく食べることができます。サラダなど生での利用をお勧めします。
新玉ねぎは水分が多いため傷みやすく、発芽もしやすいので、冷暗所、冷蔵庫の野菜室などで保存し、2~3日で食べきるのが好ましいです。
【今後の状況】
今後の気温上昇に伴い出荷量も増えてきます。この時期にしか食べられない食材ですので、ぜひお買い求めいただきご賞味ください。長崎県産は5月上旬ごろまでの出荷となります。5月には香川県産へと移っていきますので、この機会に食べ比べてみてはいかがでしょうか。
野菜2部 野﨑 遼平