2020年 8月
レタス
【日本一の生産量 長野県産レタス】
今月紹介するのは、長野県の高原レタスです。長野県では、標高約700メートルから約1300メートルの高原での栽培が盛んで、生産量は日本一です。なかでも八ヶ岳の東に位置し、標高1000メートル以上の高冷地である川上村では、最盛期には日量500トン以上出荷されます。長野県産レタスは4月末から出荷が始まり11月上旬ごろまで続き、夏場には高松市場へ毎日10トン以上入荷しています。
【新鮮なレタスを日本各地へ】
川上村のような高冷地は昼と夜の気温差が大きく、レタスの生育に適した環境です。そのため収穫後も鮮度のあるみずみずしいレタスが味わえます。川上村では早い農家さんは午前0時ごろからライトで照らして収穫作業を行っています。畑で収穫と箱詰めを行い朝方には専用のトラクターでJAの集荷場に持ち込み、そこで真空予冷を行いトラックに積み込まれます。集荷場から市場まではコールドチェーンが確立されているため産地からの鮮度が保たれており、収穫の翌日には香川県のスーパーにも新鮮なレタスが並びます。
【おすすめの食べ方】
レタスといえばサラダというイメージがありますが、農家さんのおすすめは「レタしゃぶ」です。レタスを1玉使ったレタスメインのしゃぶしゃぶです。普通のしゃぶしゃぶと同様で鍋にレタスをくぐらせて豚肉やもやしと一緒にポン酢などで食べます。食物繊維たっぷりのレタスをたくさん食べられます。
7月の長野県産レタスは長雨の影響で生育不良となり出荷数量が減少しました。8月もお盆ごろまでは少ない見込みではありますが、下旬にかけては数量も徐々に戻ると思われます。今月はぜひみずみずしい高原レタスを味わってみてください。