2021年 11月
キウイフルーツ
【香川県はキウイの発明王エジソン!】
今では一年中食べられるキウイフルーツですが、実は、4月~9月の半年間は、ほぼすべてがニュージーランドを中心とした外国産です。逆に10月~3月の期間は国産が中心となり、香川県産は11月が最盛期です。香川県のキウイは、驚くほど品種が豊富にあるのが特徴です。これまで、さぬきゴールド、香緑(こうりょく)、さぬきエンジェルスイート、香粋(こうすい)、さぬきキウイっこ 、讃緑(さんりょく)が品種登録され、香川県下で栽培されています。このうち讃緑をのぞく5品種がさぬき讃フルーツの対象品種になっています。
今回は、その中でも人気の高い『さぬきゴールド』と『香緑』の2品種をご紹介します。
【さぬきゴールド】
世界最大級の大きさ(1果あたりの重さが200g前後)になる品種です。平成17年に品種登録されました。艶やかな黄金色の果肉と酸味が少なく食べやすいことが特徴です。糖度は一般的な品種であるヘイワードより3度ほど高く、非常に甘いキウイです。また、果実100g中にビタミンCが200㎎、ビタミンEが1.8㎎と豊富に含まれています。出回り時期は、10月中旬から11月下旬頃です。
【香緑】
細長い俵型の外観と、鮮やかな緑色の果肉の品種です。昭和62年に品種登録された、県内最初のオリジナル品種です。ヘイワードよりも糖度は2度以上高く、酸味は少なく、ジューシーでとろけるような食感が特徴です。また、ヘイワードの約1.5倍のたんぱく質分解酵素を持つので、お肉と一緒に料理すると肉が柔らかくなります。出回り時期は比較的長く、11月下旬から2月頃までです。
【キウイフルーツの食べごろ】
キウイフルーツは追熟が必要な品目で、果実が硬い段階ではまだ食べごろではありません。
鼻の頭の硬さくらいのわずかな弾力を感じたときが食べごろです。リンゴと一緒に袋に入れて、常温(15℃程度)でおくと追熟が進んでおいしく召し上がることができます。香川県のオリジナル品種、あなたはどの品種が一番好みでしょうか、ぜひ食べ比べをしてみてください。
営業部 三芳