高松青果株式会社

2014 2

わけぎ(分葱)

暦の上ではもう春ですが、まだまだ寒さが続いています。今月は春が旬で、桃の節句の頃が最もおいしいといわれている「わけぎ(分葱)」を紹介します。

まず、ネギとワケギは一見よく似ていますが、皆さんはその違いをご存知でしょうか?ワケギはネギとエシャロット(タマネギの一種)を交雑したもので、ネギよりも柔らかく、またネギほどの刺激臭はなく、特有の香りと風味と食感が特徴の野菜です。また、青ネギ、白ネギに限らずネギ類は、種(タネ)(収穫せず放っておくと葉先にできるネギ坊主の部分が種になります。)から栽培されるのに対し、ワケギはネギ坊主も作らず枯れてしまいますが、その根元に球根(鱗茎)を作り、分球した物を収穫、貯蔵し植付けて栽培します。

ワケギの起源は大変古く、紀元前にはすでにアジア、ヨーロッパ、アフリカ各地で栽培されていたそうで、日本には1500年前頃に中国から伝わっていたそうです。現在では、瀬戸内地方や九州地方を中心に栽培されており、香川県内でも各地で、特に高松市岡本町近辺などで多く栽培されています。

ワケギにはネギ類にも含まれる匂い・旨味の成分の硫化アリルが多く含まれ、ビタミンB1の吸収を促します。カロテン、ビタミンCもネギより多く含まれ、カルシウム、カリウムなどのミネラルも多く含まれています。良いワケギの選び方は、葉の緑が鮮やかで、ぴんと立っているものをお買い求めください。保存は、傷みやすいので湿った新聞紙または、ラップ等で包み冷蔵庫で保存してください。

ワケギの調理法で最もポピュラーなものが白味噌であえる「ぬたあえ(わけぎあえ)」でしょう。地域によっては、細めの緑の部分だけを青ネギと同じように薬味として使用する所もあるようです。また、韓国料理にも多く使われ、パスタなどにも意外と合うようです。ワケギも白ネギ同様、白い部分の方が柔らかく甘みがあるので、香川の郷土料理のひとつ「わけぎあえ」には、やや太めで白い部分が多いものの方が向いており、香川県内ではこういったワケギが多く栽培され、流通しています。

 

「わけぎあえ」の調理方法は、下記の香川県のホームページを参照してください。

 

www.pref.kagawa.jp/nousui/aji/3/183.html

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