高松青果株式会社

2017 9

サンつがる

 今月は太陽の光をたっぷり浴びた旬の「サンつがる」を紹介したいと思います。

【なぜリンゴが年中食べられるのか】
 みなさん、秋に収穫したリンゴがなぜ年中食べられるかご存知でしょうか?それは、CA貯蔵という技術によって、長期間保存が効くようになったからです。CA貯蔵とは外気を遮断し、庫内の空気組成を調整し酸素濃度を10分の1にし、なおかつ低温にすることで、リンゴの呼吸を抑え深い休眠状態にすることで鮮度を長期間保つ貯蔵法です。
 夏場である先月まで陳列棚に並んでいたジョナゴールドやふじは、袋を掛けて(有袋)栽培し、このCA貯蔵によって保存されていたものです。有袋リンゴの特徴としては、色づきがいいことや保存が効くことがあげられます。

【今が旬の サンつがる 】
 一方、今から売り場に並び始める早生種のサンつがるは、リンゴのシーズンのスタートとなるこの時期の主力品種で、今しか食べられない旬のリンゴです。ほどよい酸味と甘みでシャキッとした食感が特徴です。
 サンつがるをはじめ、サンジョナゴールド、サンふじなど名前に「サン」がつくリンゴは、袋掛けをせず(無袋)に育ったリンゴのことです。有袋リンゴと比べると、貯蔵には向かず、色目は劣るかもしれませんが、太陽の光を直接浴びて熟度が増し食味が良いのが特徴です。

【今年の作柄】
 高松青果では主に長野県、山形県、青森県から入荷しており、8月中旬ごろから長野県、山形県産のリンゴの出荷が始まります。9月になると青森県産も始まり、それぞれの産地からサンつがるが集まります。
 今年のサンつがるは夜中の気温が高く色づきがあまりよくありませんでした。ただ、サンつがるの特徴として、色づきが悪くてもさほど味に差がでないので、今年も食味は上々です。今年は雨が少なく小ぶりな傾向ですが、今が旬のサンつがるをご賞味ください。

果実部 宮崎 紘次

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