高松青果株式会社

2018 2

ブロッコリー

今月はこれから3月にかけて最盛期を迎えるブロッコリーを紹介します。

「生産量 全国3位」
 香川県では昭和40年代に多度津町で特産のブドウの裏作として導入されたのが始まりだそうです。今では生産量が全国3位にまでなり、香川を代表する野菜の1つとなりました。

「なぜ生産量が増えたのか?」
 ブロッコリーは冬野菜で旬が一般的には12月~3月です。香川県ではここ数年で品種改良が進み多品種を組み合わせることで、10月下旬から6月上旬まで長期間、栽培することが可能になり生産量が増えてきました。
 また、JA香川県では農家の高齢化に伴い、定植作業から収穫後の選別、荷造り作業をJA側が行うという支援策を実施しています。それにより、農家側の作業労力が大幅に軽減されました。取りかかりやすい品目ということもあり、新規就農者が増えたことも年々出荷量が増えた要因です。

「香川県産ブロッコリーの特徴」
 やはり品質と鮮度。JA香川県が出荷するブロッコリーは、荷造り時に氷詰めをすることによって品質が保たれています。温度を氷温に近づけ、呼吸を抑えた休眠状態にすることで鮮度を保つことができるのです。また氷が溶けた水分でブロッコリーが傷まないように吸水シートを敷くという手間をかけています。
 そして葉付きで出荷されていること。最近では他産地でも葉付きで出荷されている所もありますが、葉を付けることで外国産など他産地物と区別することができます。香川県産は氷詰めで出荷されているので鮮度が維持され葉のみずみずしさが残ったまま店頭に並べることができます。

「今年も品質は良好」
 昨年の秋からの天候不順によって出荷量も少ない状況で推移してきましたが、これから3月に向かって最盛期を迎えます。寒さの中で育ったブロッコリーは甘みも増して美味しい時期を迎えますので、スーパー等で香川県産のブロッコリーを見かけたら是非お買い求めください。

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