高松青果株式会社

2025 2

菜花

今月は、春の訪れを告げる野菜「菜花」をご紹介いたします。

 

菜花は香川県内全域で栽培されています。

キャベツや白菜と同じアブラナ科の野菜で、ほろ苦い味が特徴です。

特に旬を迎えるこの時期には、県産の菜花が多く出回り、採れたての美味しさを十分に楽しめます。

 

多く出回るのは1月から3月上旬ですが、収穫は11月下旬から3月いっぱいまで行われています。

長期間出回るよう、種まきから収穫までの気候に合わせて品種改良が行われ、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)の品種を使い分けしています。

 

調べてみると、商品には明記されませんが「花かんざし」や「花かざり」、「花まつり」など、ひな祭りを連想する品種名が付けられているものが多くありました。

食卓に春の彩りを届ける野菜として、栽培されているのがわかります。

 

種まきは8月下旬から11月上旬に行われます。

今シーズンは夏場の高温、干ばつやカメムシなどの害虫の発生により、一部の畑でまき直しが必要になりました。

出荷は全体的に遅れていますが、今月中には出荷量が増える見込みです。

 

おすすめの食べ方は、定番のからし和えはもちろん、さっと塩ゆでして塩こんぶで和えれば、簡単においしく食べられます。

さらに天ぷらや炒め物パスタの具材など、さまざまな料理で楽しめます。

 

保存は、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、袋に入れてから冷蔵庫へ。

硬めにさっと茹で、保存袋に入れれば冷凍保存もできます。

 

菜花は料理の飾りとして使われることが多い一方で、馴染みがない方も多いのではないでしょうか。

ぜひ参考にしていただき、春らしい彩りやほろ苦さを楽しんでみてくださいね。

高松青果 営業部

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