高松青果株式会社

2017 4

香りごぼう

『香りごぼうとは』
 ごぼうといえば、長さが1m近くになる、長くて色の黒いものをイメージすると思いますが、今回紹介する香りごぼうは、柔らかさと香りが特徴的で、根の部分の長さが30cmほどの短いものです。市場に出荷する時は、写真のとおり軸の部分を20~30cmほど付けて、太さなどを選別しそろえてから束にして出荷しています。
 一般的な長さのごぼうは、主に北関東や東北、北海道から周年出荷されています。それらは春に種をまき、秋から冬にかけて収穫し出荷されるものが多いのですが、香川県産で4月に出荷される高松市前田地区のごぼうは、10月頃に種をまきトンネル栽培で栽培されています。本年も6軒の農家が手間暇をかけて栽培しています。

『生産者のお話』
 前田地区の生産者にお話を聞くと、収穫作業が特に労力を使うとのことです。ごぼうを抜きやすくするために前日の夕方に畝に水をかけ土を軟らかくし、早朝から抜く作業に入るそうです。そして、水を溜めておき、抜いて葉を切り落としたごぼうをそこに漬けておくそうです。そうすることで色が黒くなることを防ぐのと、水分が抜けるのを防ぎます。その後、家に持ち帰り箱詰め作業にかかります。
 おすすめの食べ方をお聞きすると、「煮物」と「ばら寿し」ということでした。柔らかく香りもよいので、薄味の煮物で食べることが多いそうです。また、ささがきにして香川の定番料理、ばら寿しに入れてもその香りを楽しめるとのことでした。

『今年の作柄』
 今年も例年通り4月に入り出荷が始まりましたが、現在のところは例年並みの作柄となるとのことです。前田地区の後は一宮地区、坂出地区と6月中旬まで出荷が続きますので、この時期にしか味わえない香川県産の香りごぼうを是非、味わってください。

野菜1部 松村 裕司

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