高松青果株式会社

2020 3

さぬきひめ

 今回は、高松市場で取り扱っているいちごの中で、取り扱い数量が80%を超えている香川県産いちご「さぬきひめ」をご紹介します。
【県のオリジナル品種】
 いちごには数多くの品種があり、一般的に知られているのが「さちのか」や「あまおう」です。そして、そんな全国で栽培されている品種の他に各産地のオリジナル品種というものが存在します。その中の一つが香川県のオリジナル品種の「さぬきひめ」です。
 さぬきひめは平成21年に品種登録され、10年間で香川県を代表するいちごの品種になりました。今では県内はもちろん、京阪神にも多く出荷されています。
【大玉へのこだわり】
 ケーキなどのスイーツに使用されることが多いいちご(女峰など)に対して、さぬきひめはそのまま食べてほしいいちごです。大玉でとても甘いのが特徴です。生産者にお話しを伺ったところ、大玉で甘いさぬきひめを生産するために丁寧な摘果作業が欠かせないということです。株の成長具合等を確認しながら粒数を調整し、常に大玉になるように気を配りながら栽培を行っているそうです。また、さぬきひめは、果肉が柔らかいという特徴があります。1つ1つのパック詰めを丁寧に行い、傷の無い新鮮な状態を維持し、皆様の手元にお届けできるように日々努力を行っているとのことでした。
【さぬき讃フルーツ】
 香川県では、県のオリジナル品種を中心とした果物で、一定の基準を満たしたものをさぬき讃フルーツとして推奨しています。さぬきひめがさぬき讃フルーツとして出荷される基準として、秀L以上となっています。もちろん小さいサイズのさぬきひめも美味しいですが、さぬき讃フルーツとして出荷される大きさのさぬきひめをぜひ食べてみてください。

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