高松青果株式会社

2025 1

さぬきひめ

『さぬきひめ』は平成21年に香川県で生まれた、オリジナルのいちごです。
甘さと酸味のバランスが良く、まるまるとしたかわいらしい見た目が特徴です。

10月から5月頃まで長期間栽培、出荷されます。
期間を通して酸味が強くなることもなく、安定した糖度で美味しく味わえます。

いちご栽培の盛んな香川県ですが、『さぬきひめ』が誕生する前は「とよのか」や「女峰」「さちのか」など、他県で生まれたいちごを栽培していました。
県産ブランドができたことで生産が県内全域へ広がり、他県への流通・販売でアピールできるようになりました。

『さぬきひめ』は、香川県の推奨ブランド「さぬき讃フルーツ」にも認定されています。
認定された生産団体から出荷されるLサイズ以上の大玉クラスが、高品質の「さぬき讃フルーツ」として流通しています。

しかし今年度は、高温と干ばつの影響で苗の管理が難しく、植え付け後も生育不良が見られました。
今後、栽培品種の変更や高温条件での栽培管理方法などを模索する必要が出てきています。
『さぬきひめ』は気象条件に大きく左右されてしまう品種です。
燃料価格など生産コストが年々上がっており、対応するほど生産者の採算が合わなくなります。

高松市場での『さぬきひめ』取扱量は、いちご全体の8割から9割を占めており、県内の多くの店頭を鮮やかな赤色で飾っています。
ぜひ地元香川県のオリジナルいちごを、新鮮で美味しいうちにお召し上がりいただきたいと思います。
へたを持ち、軽く水ですすぐ程度で口に入れると、いちご本来の風味を味わえます。
香り豊かで上品な味わいをぜひお楽しみください🍓

高松青果 営業部

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