2022年 6月
とうもろこし、さくらんぼ
今回は、6月に旬を迎える香川県産とうもろこし、山形県産さくらんぼを紹介します。
【とうもろこし】
県内で栽培されているとうもろこしには、大きく分けて次のような種類があります。粒が黄色いイエロー種、粒が白いホワイト種、黄色と白色の粒が混ざったバイカラー種です。一番栽培が多いのがイエロー種で、その中に「未来」、「おおもの」、「ゴールドラッシュ」などの品種があります。
とうもろこしは、気温が下がる夜間に実に糖分を蓄え、気温が上がってくると糖分をエネルギーとして使います。そのため、収穫は早朝の暗い時間から始め、気温が上がってしまう前に終えます。また、収穫適期が非常に短く、2日~3日とも言われているため、1日の収穫量を考慮し、種まきの日をずらして栽培します。
収穫後は時間とともに水分が蒸発し、甘みが落ちていきます。そのため、買ったらすぐに調理するのがポイントです。皮がついた状態で、ラップをかけてレンジで加熱すると、簡単に甘くてジューシーな仕上がりになります。とうもろこしは鮮度が落ちるのが非常に早い野菜ですので、たくさん手に入った場合や、すぐに食べられない場合は、冷凍保存をすることで鮮度と甘みを維持することができます。
産地の方にお話を聞いたところ、「丁寧に栽培、管理していることもあり、作柄がとてもいい」とおっしゃっていました。旬のこの時期に、ぜひ味わってみて下さい。
営業部第2グループ 水井
【さくらんぼ】
さくらんぼといえば「佐藤錦(さとうにしき)」が有名ですが、それ以外の品種もたくさんあります。
当社のさくらんぼの入荷は、6月初旬ごろ、「紅さやか」から始まります。特徴としては、佐藤錦より色が濃く、甘さは控えめですが、酸味がしっかりとありサッパリとした味になっています。次に、贈答用としても人気のある「佐藤錦」へと移り変わります。酸味、甘みのバランスが良く美味しいさくらんぼです。そして、最後に出てくるのが「紅秀峰(べにしゅうほう)」です。美味しさは佐藤錦に引けを取らないほどです。
山形県産さくらんぼの時期は短く、1ヵ月程度しか味わうことができません。昨年は霜の被害により大きく出荷数量が減少していましたが、今年は例年並みの数量となっています。現在、紅さやかの入荷が始まっており、品質も良好です。今後出荷される佐藤錦、紅秀峰も今の所は順調な生育状況とのことですので、スーパー等で見かけたら、旬の味を是非ご賞味ください。
営業部第5グループ 村井