今月はこれから旬の時期を迎える「香川県産アスパラガス」を紹介します。

本年も1月中旬から出荷が始まり、これから3月、4月に春芽の最盛期を迎え、その後10月まで出荷があります。これからスーパー・量販店でも香川県産の品物を見かけることが増えてくると思います。

香川県で栽培面積が増えているアスパラガスですが、その中で「さぬきのめざめ」という品種は平成17年に生まれた香川県のオリジナル品種です。通常は25ｃｍ程度の長さで出荷されるのが主流ですが、2月から4月上旬までは2倍近くの50センチに伸ばして出荷もされているのが特徴です。また、長く伸ばしても穂先が開きにくく、甘みが強く根元の方まで柔らかいのも特徴になります。

ここ数年、テレビやSNSなどで紹介されることが増え一般の方にも「さぬきのめざめ」が認知されてきましたが、50cm（ロング）＝「さぬきのめざめ」と認識されている方がまだ多いように思います。

一般にスーパー・量販店で販売されている通常サイズ（25cm）の物も、今の時期出回っている香川県産の物はほぼ「さぬきのめざめ」です。初夏の頃からは「ウエルカム」という品種も一緒に出回るので、「さぬきのめざめ」を味わうのには今が一番の旬と言えます。

生産者の方にどのように調理して食べるのが多いか伺ってみると、炒め物やさまざまな料理に使われますが、新鮮な物は生でサラダに使用すると甘みも強く美味しく食べられるとのことです。また、ボイルしてオリーブオイルと塩胡椒だけで食べるのもアスパラガス本来の甘みもよく感じられると思いますので、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

営業第２グループ　松村