2013年 1月
イチゴ(さぬき姫)
今月はこれから最もおいしい時期を迎える「イチゴ」を紹介します。イチゴはお年寄りから小さいお子さんまで幅広く好まれる果実で、最も人気のある果物であるといってもよいでしょう。そのため、北海道から九州まで全国各地で栽培されています。また、品種改良も盛んに行なわれ、毎年のように新しい品種が生まれており、各県ごとのオリジナル品種も多くあります。今回は、香川県の推奨ブランド「さぬき讃フルーツ」にも認定されている香川県のオリジナル品種「さぬき姫」を紹介します。
このさぬき姫は、「さちのか」と「とちおとめ」という品種で交配を行い、さらに「さがほのか」を交配してできあがった品種で、香川県が平成17年に種苗登録をしました。果実は女峰などよりやや大きめで、形はやや丸みを帯びた円錐形をしており、色も鮮やかなイチゴです。味は、糖度が高く酸味も適度で、果汁が多く香りも良いという特徴を併せ持っており、ケーキなどの加工用ではなくそのまま食べる生食に適しています。
さぬき姫は、今では香川県内で一番多く栽培されている品種となっており、多く流通するようになりました。JA香川県の各イチゴ部会など、香川県から認定された生産団体から出荷されるLサイズ以上の大玉クラスが高品質の「さぬき讃フルーツ」として流通しています。
イチゴの本来の旬は春から初夏にかけてですが、これからの冬場の寒い時期にハウス内でじっくり栽培されたこの時期のイチゴは、味が濃く最もおいしくなっています。昨年中は寒さの影響で出回る量は少なめとなっていましたが、これからは順調に出荷される予定です。ビタミンCが豊富で美容と健康にも良い香川産さぬき姫を召し上がってください。
「さぬき讃フルーツ」詳細については香川県のページで参照願います。
http://www.pref.kagawa.lg.jp/seiryu/sanukisanfruit/