高松青果株式会社

2020 1

サラダポメロ

【香川県オリジナルのジャンボ柑橘】
 初めて名前を聞く方も多いと思います。このサラダポメロは、香川県オリジナル品種の文旦です。三豊市仁尾町の吉田さんの園地の中で偶然見つかり、栽培がはじまりました。果肉はプリプリ、味はさっぱりさわやか。そのまま食べるのはもちろん、サラダにも最適でこのネーミングがつけられ、2017年に商標登録されました。
 見た目は、巨大!普通の文旦の3倍近くの大きさです。柑橘で世界最大の品種は一般的には晩白柚(ばんぺいゆ)だと言われていますが、サラダポメロは晩白柚に比べて外皮が薄く、可食部(食べられる部分)の割合が大きいです。ですから、「最大の可食部を持つ柑橘」と言っても過言ではないでしょう。食べるところが多いので、なかなか一度では食べきれません。残りは水分が飛ばないようにラップに包んで冷蔵庫で保存するとよいです。

【幼稚園児がバクバクと食べていく】
 皆様は幼い頃にこのような思い出はありませんか?伊予柑や文旦などの皮を親御さんに1つずつきれいにむいてもらったこと。1つ食べた後、次をむいてもらうのが待ち遠しかったこと・・・。ところがサラダポメロの場合は、残念ながらそのような思い出づくりは難しいかもしれません。なぜなら、「薄皮が幼稚園児でも簡単にむけてしまう」からです。ペラっとめくれるだけでなく、1つの実が大きいため、むく回数がそもそも少なくてすみます。種は大変小さく、ほとんど気になりません。水分は少なめで手はべとつかず、ウェットティッシュも不要です。おまけに、外皮をきれいにむくと帽子のようにかぶって遊ぶこともできます。
 サラダポメロは1月中旬から2月にかけて市場に入荷します。まだまだ入荷数量が少ない品物ですので、見つけたらぜひお試しください!

果実部 福本篤史

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