2020年 10月
ミディトマト
【これからが香川県産のシーズン】
これから香川県産の出荷量が本格的に増えてくるミディトマトを紹介します。出荷は9月中旬頃始まり、主に東かがわ市・さぬき市などの東讃地域で多く栽培されています。県内では9月~翌年6月頃までの長い期間に渡り出荷されます。
【暑さ厳しいハウス内での作業があってこそ】
「今年の夏は暑かったけん、ほんまにこたえたわ」生産者の方に話を伺ったところ、一番最初にでてきた言葉です。生産者の方は、ほぼ全てをハウスの中で行います。その為、夏場はとても暑いハウスでの作業となるので、気温の上がらない早朝から作業を開始するなどの工夫をされています。また、ハウス内で病気が発生すると、一晩のうちにハウス全体に蔓延することもあるので、病気の予防は特に気を使っているとのことです。
【ミディトマトの別名は中玉トマト】
トマトは「大玉トマト」、「中玉トマト」、「ミニトマト」などの分類がありますが、その中の「中玉トマト」が「ミディアム」であることから、一般的にはミディトマトと呼ばれているようです。中間的なのは見た目だけではありません。大玉トマトより甘みが強く、ミニトマトより食べごたえがあり、大玉とミニの良いとこどりとも言えるのがミディトマトの特徴です。
【シンプルな食べ方でもいろいろ】
ミディトマトやミニトマトは、ご家庭ではサラダに添えたり弁当に加えたりして使われることが多いと思います。鮮やかな赤色で彩りを添えることができるのもミディトマトの魅力ですね。
生産者の方におすすめの食べ方を伺うと、「やっぱり生のまま食べるのが一番おすすめ」とのことです。また、トマトとモッツァレラチーズ、バジルを一緒にして食べる「カプレーゼ」もシンプルでおすすめとのことです。お酒にもよく合い、最近流行りのキャンプでも食べられているようです。
真夏の暑さが厳しい7月中~下旬頃から、生産者はハウス内での作業を開始します。その時期の作業があってこそ、これから出荷数量が増えてくる香川県産ミディトマト、ぜひお召し上がりください。
野菜部 田中 大資