2024年 8月
千両ナス
今月は「千両ナス」をご紹介します。
黒紫色の皮がつやつやと輝き、表面はなめらかで形も良い「千両ナス」。
名前の由来は、その美しさです。
まるで千両箱のような価値があると言われたことから、とされています。
ご存じのように、ナスの形はさまざまです。
長い、短い、丸い、細い、中くらい。
日本だけでも200種類あると言われています。
その中で「千両ナス」は長めの卵型で大きさも中くらい、最も代表的な品種です。
以前は5本入りで売られることが主流でしたが、現在は3本入りを多く見かけるようになりました。
家庭での利用に適した量で短期間に使い切ることができるため、新鮮な状態で食べられます。
「千両ナス」は実の形や大きさがそろいやすく、果肉は柔らかで甘みがあるのが特徴です。
生産者にとっては出荷しやすく、消費者にはおいしく食べられる魅力的なナスですね。
時代のニーズに合わせて改良されながら、誕生から60年以上経った今でも人気があります。
香川県でも旬を迎え、10月中旬にかけて出荷が続きます。
焼く、揚げる、煮る、漬けるなど、様々な調理法が使えます。
ナスには暑さで疲れた体を冷やす働き、皮ごと食べると抗酸化作用も期待できます。
魅力たっぷりな「千両ナス」。
さまざまな料理で楽しんでみてくださいね。
高松青果 営業部