2019年 8月
夏大根
【大根の種類と旬】
国内で流通している品種は、根の上部が緑色の青首系と白い白首系の二つが中心で、市場に流通している主流は、青首大根です。
今では1年中流通している大根の旬が冬であることは皆さんもご存じのことでしょう。しかし、夏にも需要が多く、香川県ではうどん屋が多いことから、おろしうどんや、9月に入れば、サンマの付け合わせの大根おろしに活用されるなど、スーパーの他に、外食・中食関係の需要も多くなります。この時期に出荷される北海道の大根は、みずみずしく、また辛みも少ないため、大根おろしに最適な物となっております。
【大根の産地リレーとは?】
野菜には栽培に適した温度があり、大根などは時期ごとにその栽培に適した地域をつないで、1年中切れ間なく出荷していただいており、それを「産地リレー」という言い方をします。
当社で扱う大根は、秋から春先にかけては地元香川や近県物が中心で、4~6月にかけては香川県産(主に坂出地区より)のハウス物、6~7月には青森県産の入荷があり、7~10月上旬には、北海道産がメインの出荷産地となります。今回紹介する北海道産の大根については、当社では北海道帯広大正農協より、多い時期には連日10tも出荷していただいています。
【帯広大正大根について】
北海道の十勝地方にある帯広大正農協は、この時期になくてはならない全国でも有数の夏大根の産地で、広大な土地を利用して、多い時で1日200tを全国に出荷しています。当社においても、北海道で最初にスタートする重量野菜であり、この後に、人参、馬鈴薯、玉ねぎ等の北海道産品が続いて入荷してきます。そんな北海道の夏大根が味わえるのは、10月10日頃までです。本年については、植付け時に雨も少なく、生育も順調に進んだことから、安定した出荷が見込まれるため、値ごろ感のあるみずみずしい大根をお届けする事ができると思いますので、ぜひご賞味ください。