2024年 5月
新にんにく
今年も香川県産「新にんにく」(生にんにく)が店頭に並ぶ季節になりました。
「新にんにく」とは畑から収穫して、まだ乾かしていないフレッシュなにんにくのことです。
県内の店舗では、年間を通して外国産や県外産のにんにくをよく見かけますが、「新にんにく」だけは地元でしか食べられない旬の食材です。
6月には長期保存できるよう乾燥させた、いつものにんにくが出回ります。
香川県内の主な生産地は琴平町、善通寺市、観音寺市など。女木島からも届きます。
生産者の高齢化に伴い年々生産量は減少していますが、実は国内で有数のにんにく産地です。
今年は例年より小玉のものが多いようです。
「新にんにく」は乾燥していないので水分が多く、にんにく独特の辛味は少なめです。
生のまま薄くスライスして薬味にすると、みずみずしい味わいが。
ホイル焼きや素揚げなど丸ごと加熱すると、ホクホクした食感と甘みを楽しめます。
水分の多さは傷みやすさにつながります。
ネットなどにつるして1週間程度で使い切るか、新聞紙に包み冷蔵庫で保管しましょう。
おすすめは、皮をむいた「新にんにく」を清潔な空き瓶に入れ、全体がかぶる程度しょうゆを入れるとできる「にんにく醬油」、味噌を入れると「にんにく味噌」。
その他にも塩麴やオリーブオイルなど、いつもの調味料が深い味わいに変わります。
もちろん、漬けたにんにくも美味しくいただけます。
にんにくが隠れるよう調味料を都度足しながら冷蔵庫保存することで、長期保存もできます。
他にも食べ方いろいろ、地元ならではの「新にんにく」をぜひ味わってみてください。
高松青果 営業部