2020年 4月
新生姜
【高知県産新生姜】
4月の食材として紹介するのは、これから本格的な出荷を迎えようとしているハウス栽培の高知県産「新生姜」です。高知県は生姜生産量が日本一で、温暖で日照量、降水量ともに多いことから生姜栽培には最適な地です。
色白でぷっくりした姿が特徴で、水分が多く、みずみずしくてシャキシャキとした食感をしています。
【体を温めるだけじゃない!】
収穫して間もなく出荷する新生姜と、一旦貯蔵してから出荷する生姜。栄養面からすると効能はほとんど変わりありません。生姜といえば体を温めてくれるイメージが強いかもしれませんが、実は肥満の防止にも繋がります。食物繊維が多いので、小腸で糖分や脂肪が血液中に一気に吸収されるのを抑えてくれて急激な血糖値の上昇を防ぎ、カロリーの摂り過ぎを防ぎます。その他にも体に良い効能が多くありますので、日頃から生姜を摂ることをおすすめします。
【新生姜の使い方】
新生姜を使った料理でまず思いつくのが「紅しょうが」だと思います。しかし、JA高知県の担当の方の話では、地元高知県では天ぷらにしていただくのもメジャーな食べ方だそうです。シャキシャキ、ホクホクでお酒によく合い、居酒屋でもメニューにあると聞きました。また、和風のイメージが強いですが、ハーブや野菜と一緒にピクルスにして洋風でいただくのもおすすめです。このように新生姜をメインとしていただける料理もありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
新生姜の調理方法は数多くあり、健康面からも召し上がっていただきたい品目です。これからの旬の時期に、ぜひお召し上がりください。
野菜部 生橋 優斗