2024年 12月
金時人参
今年の締めくくりにご紹介するのは「金時人参」です。
お正月には、おせち料理や白味噌雑煮にも欠かせない「金時人参」。
これから年末に向けて需要が高まり、弊社でも入荷量の最盛期を迎えます。
「金時人参」は主に坂出市や観音寺市で栽培されています。
砂地で栽培することで「金時人参」のスラリとまっすぐな姿と美しい赤色を育みます。
農協によると、香川県産の金時人参は全国流通の約8割を占めており、12月の今がまさに旬の時期です。
坂出市では7月に種まきを行い、11月上旬から出荷が始まりました。
今年も猛暑の影響で水やりに苦労しましたが、概ね順調に生育し、長さは30センチほどまで成長しています。
「金時人参」の収穫作業は生産者が1本1本丁寧に引き抜き、鎌で葉を切り落として収穫しています。
収穫後は集荷場で一箱ずつ検査され、きれいに箱詰めして出荷されます。
ご家庭での保存方法は、葉付きの場合は葉をカットしてから新聞紙に包み、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存すると長持ちします。
水分があると傷みやすいので、表面の水分はふき取ってから保存するのがポイントです。
「金時人参」は、西洋人参に比べて甘くて柔らかいのも特徴です。
おせち料理や雑煮だけでなく、シチューやグラタン、きんぴらなどの料理にもおすすめです。
1月に入っても収穫は続き、販売されます。
年明けには普段の料理に取り入れて、季節の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
高松青果 営業部